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姫沙羅がやっと咲きました。

 姫沙羅(ひめしゃら)の花が咲きました。

帰郷してから、丸2年と7ヶ月。

ずっとお花を咲かせることなく来た庭木なのです。

庭師さんのお話では「とってもデリケートな庭木なので、ダメージからの回復も遅い」との事でした。

とにかく水分が必要で、なのに水捌けが良い土地を好むそうで。

ちょっと、暑いとすぐに枯れてしまいそうになる。

なかなかに世話の焼ける質なのでした。

そして・・・3回目の夏が来ました。


 花は小さな(直径2cm程)白いお茶の花の様です。

花びらは薄くて、楚々とした可憐な花です。

華やかさは無いのですが、夏の木漏れ日の下がよく似合う、涼しげな姿です。


 庭師さんに「植えたいお花があったら言ってくれれば用意するよ?」と言ってもらえて。

「姫沙羅とリョウブが欲しいんです!」って言ってみたら、「庭に両方ともあるよ」と聞かされて。

ビックリ!!気がつかなかった。

ダメージが大きくて、療養中の姫沙羅くんが目立たず佇んでおりました。


 リョウブは私がイメージしていた方ではなくて(花屋で販売されているリョウブは姫リョウブで、ユキノシタ科。リョウブ科のリョウブとは別物でした)。

本家本元の立派なリョウブさんなのでした。


白と青の花が好きすぎるので、その内、白と青の花だけになってしまうのでは無いかと思ったりするのですが・・・。

親の代からの重鎮?の皐月や躑躅、馬酔木にサラサウツギ、木槿が前々から(ドーンと立派に成長されていて)庭を彩ってくれているので、それは無いかな?


 そして足元にはこの季節、小さな姫薮蘭が咲いています。

薄紫でつぶつぶな一見地味なお花ですが、可愛さにホッとします。

雑草を一掃する薬剤を使用するか聞かれたのですが、この姫薮蘭が居なくなってしまうのは悲しい。

使用しないことに決めたのですが、その分、雑草が元気で。

気が向くと、雑草を抜く作業を無心に続けていたりします。


 藪蚊と格闘しながらも、夏の小さな「白い花の庭」を楽しんでいます。


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写真は姫沙羅と姫藪蘭のお花です。

相変わらず、バタバタしていて、久々のブログになってしまいました。







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